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四季の香り *詰め*

第9章 飾り *ラビ*


何を言っているのか理解出来なかったのか、首を傾げ数秒掛かってから表情が明るくなる。
…こんな事を聞いて何かなるのだろうか。
馬鹿な私、本当に…こんな私はつまらなくて、もういっそ死んでしまいたい。
大切な人の手で。

「大事な俺の友達さ!
 まだ出会ってない人のが多いけど、それでも、これから出会うかも知れない。 だから、俺は此処に存在する皆と仲良く出来たら楽しそうだし嬉しいさ!」

凄くラビらしい回答。
こんな素敵な回答を出来る人間になってしまいと思うものの、本当にそんな事を思える人間が居るのかと疑ってしまう私が居る。
だって、ラビは数々の場所を巡っていくブックマンなんだよ、見捨てるのも有ると思うし。

だから私は人間が本当に心の内側に溜めている思いを素直に吐き出す。
それが一番正しくて綺麗でしょ?
何も…私の意見は間違えていないでしょ?

「私はね、周りの人間は飾りとしか思えないです。 だって、人間そんなものでしょ? 自分を飾り立てる為の道具で、自分を庇う為の道具。 他の自分より不幸な人を見て、あぁ、コイツよりもまだ幸せだと感じさせてくれる惨めな物。 そうとしか思えない。
 …ラビの意見も間違えてはいないと思うけれど、それは綺麗事を並べただけでしょ?」
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