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四季の香り *詰め*

第9章 飾り *ラビ*


*矢野 葉音*

飾り。
貴方はこの言葉を聞いてどんな事を思い浮かべますか?
…その思い浮かべる言葉は人それぞれですが、一風変わった返答をすると皆に引かれてしまうデメリットが発生します。
しかし、嘘を付かない健気で真面目な子だと言うメリットも発生します。
さぁ、貴方はどちらを選択しますか?

そんな風に人生は選択の連続で人に気に入られるか気に入られず突き放されるかの繰り返し。
単純な動作しか出来ない人間。
面白くない、楽しくない、人生なんて歩んでいく意味がない。
そう思ってしまう今日この頃…、こんな考えを思考回路に巡らせる私もどうかしているのだけれど。

「なぁ~んか、葉音って何時もツマンナソウな顔してるさ
 そんなにツマンナイ?」

「えぇ、つまらない物だらけだわ
 この教団に入団したのも暇潰しですし、アクマを倒す気なんて有りません」

「ふ~ん…、変なの」

いっそノアなら楽しかったのかも知れない…、だってティキ・ミックも言っていたもの。
【ノアは何でも出来る、神の使い子】だとね…でも、ティキ・ミックは人間の顔も持っているし説得力の欠片も無いんだけど。

「あ、そうだ…ラビに聞きたい事が有るのよ、何だか可笑しな話し何ですが…
 貴方は周りの生きている者の事を何だと感じますか?」
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