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四季の香り *詰め*

第7章 意地悪 *綱吉*


こんな自分が嫌になってくるよ。
もっとディーノさんみたいに信頼される人に、もっとヒバリさんみたいに格好良い人に、もっと山本みたいに人気が有る人に、そんな願望が胸の中で渦巻く。
羨ましい、皆が。

「え? 急だねぇ、そうだなぁ…余り【ボス】とか【友達】とか、関係性を考えた事が無いから解らないんだけど…
 私は【幼馴染み】として、…それに私の【大切な人】として見てるし考えてるよ
 …言ってる自分が恥ずかしくなるね」

照れながらそう言う葉音は明るく微笑みながら俺の方へと振り向く。
でも、葉音の言う【大切な人】の意味は俺と少し違うだろう、皆と同じ【大切な人】に属すると思う。
でも俺は、その【大切な人】は嫌だ…特別に入りたいんだ、葉音のたった一人の特別に。

「…そっか、じゃあさ、俺から聞きたい事がまだ有るんだけど良いかな?
 俺からして大切な事なんだ」

「うん、勿論OKだよ?
 どうしたの? そんな怖い顔して…」

大きく深呼吸をして、小刻みに震え出す手を押さえ付ける…大丈夫、今日こそ言うんだ。
言えたら意地悪もしなくなるかも知れない。
だから、勇気を持って…言わなくちゃ。

「葉音…、あのさ、俺は」

「ゴメン、ちょっとストップ!
 先に私から質問しても良いかな?
 イエスかノーの二卓だから…ね、良い?」
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