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四季の香り *詰め*

第4章 暇潰し *紅覇*


*練 紅覇*

「紅覇殿~、こんな時間に外出されたら私が紅炎殿に怒られるんですけど~…
 早く此方へ来て下さいませ~」

チッチッチッチと、動物を呼び寄せるかの様に口から奇声らしきものを発しながらしゃがみこむ。

「いや…僕は動物じゃないんだけどぉ
 何でそんな行動取ってんのぉ?」

「だって紅覇殿は動物じゃないですか~
 それに人間も一応ですが哺乳類の一種、動物なのですよ~
 知っておられましたか~?」

何かコイツに言われるとイラッてくる…て言うかぁ、僕が言ってる動物はそぉ言うのじゃなくて能無しの方なんだけどぉ。

葉音を睨み付けながら殴りたい衝動に刈られるが、抑え込む。
どうせコイツを殴ったら明兄ぃに怒られるしぃ…鬱陶しいなぁ。

「何ですか~?
 今、私の事を鬱陶しいって思いましたよね~、そんな事を思う暇が有るなら早く来て下さいよ~
 私だって眠いんです~」

知るかそんなの。
其処ら辺で寝れば良いじゃんか…何で一々コイツは僕に付きまとってくる訳ぇ?
何なんだよ、本当に。
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