第17章 野に咲く花、枯れぬ花~信玄~【R18】
離れたくない、誰よりもそばにいたい
深く一つに溶け合いたい
「あぁっ、、信玄様っっ…!」
抱き起こされ、馬乗りの耐性。自分の重みで深々と飲み込み
体を攀じる度、硬くて熱い信玄様のそこはを擽って気持ちよくしてくれる
「はぁっ…堪らないな…めいの中は」
信玄様の余裕のない声、腰を掴まれずんずんと下から突き上げられる
「ひゃぁっっんーーっ!!」
信玄様の上で揺さぶられ、大きな波がまた押し寄せる
(このまま……信玄様の…で…)
力強く突き上げられ、酷く痙攣し、ぎゅうぎゅう締め上げる
「あっ…はぁっ…もっ…らめぇぇーー!!」
「っっ、めいっ!」
熱い信玄様の白濁が勢いよく注がれ、信玄様は腰を反らし
擦り付けてくる
その振動が引き金になり、くったり力は抜け果ててしまった
「んん…」
(…あれ?)
目覚めると信玄様の腕枕で眠っていた
「身体、辛くないか?」
温かい掌で髪を優しく梳いてくれる。この大きくて温かい手が大好き
「大丈夫です。ただ…」
「ただ?」
「もう少しだけ、こうしていたいです…」
言わなくてもいつも、こうして腕枕をしてくれる。けれど、甘えたくて口にした
「あぁ、勿論だ。溶けてしまう迄こうしていよう」
すっぽりと包まれて、頭のてっぺんに口づけが落ちた
「おやすみ、俺の姫」
外は明るくなり、雀がちゅんちゅん鳴いていて
規則正しい寝息が聞こえる
(信玄様…よく寝てる)
穏やかな願おに見惚れていると
「悪いが俺の姫はめいだけた」
「っ…!!」
寝言でも、さらりと言われ頬が赤くなる、寝言も甘くて、またドキドキさせられ…
(信玄様ばっかり、余裕たっぷり…)
少し身を乗り出して瞼に口づけを落とすと
「きゃっ…」
「目覚めの口づけはこっちだ」
「んんっ…」
(起きてたの!?)
仰向けに組み敷かれ唇を味わうように降り注ぐ口づけ
しっとり柔らかくて、幸せな気持ちになる
(あぁ幸せ…信玄様、好き…)
暖かな気持ちを胸いっぱいに二人は身支度を始めた