• テキストサイズ

月に泣く~BLEACH~

第37章 ~拾漆半~SHAKY2


「テメーはオレが羨ましいんじゃねーのか?思った事を行動に移せるオレがよ」


「馬鹿が…俺にはそんな感情は無い。お前がサラの事をどう思おうが勝手だが俺にまで押し付けるな」


「…どうしたよ?今日はえらく喋るじゃねえか…オレはサラの事なんて一言も言ってないぜ?」


「……グリムジョー…貴様」


グリムジョーはニヤリと笑うと霊圧を一気に上げ響転で間合を詰めウルキオラに殴りかかった――――


ちっ…何が自宮待機だ
藍染の気に入りの分際でテメーが真っ先に破ってんじゃねえかウルキオラ


盛大な舌打ちと供に不平が口を突いて出やがった


オレの探査能力は一護の霊圧を捉えていた
今度の相手はウルキオラなんだからよ


ウルキオラが一護に興味をもってやがるのは知ってた
態々最初から殺すところを見逃してやってる段階で俺は奴が一護に興味を持った事が解っていた


あの野郎は 気に入った奴はなかなか殺さねえ
これ以上は伸びねえか 待てねえという状態になって初めて殺す


恐らくあの野郎は自分でそれを気づいてねえ



……悪りィがウルキオラ
一護はこのオレの獲物だ


一護がこのオレにこの傷をつけた時に誰が何と言おうとオレの獲物と決まったんだぜ?


一護を見つけた後先なんてそんなもん関係ねえ
オレが 一護を獲物だと思った段階で誰の獲物でもねえ


オレの獲物だと決まってんだよ


そうオレが決めたんだからな


/ 721ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp