第26章 ~拾弐半~LIBERATION2
周りの皆がため息をついている様子に一護は焦り出した瞬間、ひよ里に蹴り飛ばされていった
「ありがとうサラちゃん…さすがだなぁ。サラちゃんは何でも凄いや」
織姫がヘラッと笑うとサラは微かに影を落とす
「私の勝手なお節介よ。私は凄くない…凄くなんか…」
「…サラちゃん?」
サラはハッとすると次の瞬間にはいつもの顔に戻っていた
「ごめんごめん。織姫があんまり褒めるから…」
「だって~ホントにそう思うんだもん」
「………」
そんな様子を周りは気に止めていなかったが平子だけはサラの違和感を感じとっていた
結界を抜けた織姫の目の前にルキアが姿を現す
「朽木さん!あ…あのね朽木さん!この中は実は…」
「構わん。何も言うな…」
「朽木さん…」
「ここに来て一護の霊圧をわずかに感じた 奴が何も言わぬなら考えあっての事だろう。充分だ。 無事ならそれでな…それにサラも居るのだろう?」
「…うん」
「行こう井上、コッチには手紙を残しておく」
黒崎くん サラちゃん
あたしは弱くていつも二人の方を振り返りそうになるけど今は振り向かずに行くよ
次に会うときは二人の背中を見ずに戦えるように
「……うん行こう、朽木さん!!」
ルキアと織姫は自身を鍛える為、尸魂界へと向かっていった
戦いに向けて少しでも成長するために