桜の葉が舞い散る季節、貴方の傍に居られたら… 【気象系】
第15章 あとがき
最後までご覧頂き、ありがとうございます。
このお話は、「若年性アルツハイマー型認知症」をテーマに扱ったお話でして…
作中には、読者の皆様に不快な思いをさせてしまうような描画も多く含まれていたことと思います。
ただこれらの症状は、全て現実に起こりうる物であって、決して要介護者を侮辱、また冒涜するつもりもなく、ましてや性的な目的で描いた物ではないということをご理解頂ければと思います。
で、今回何故この「若年性アルツハイマー型認知症」をテーマに扱ったかと言いますと、この病気は何も高齢者だけがかかる病気ではないということ…
こうして、日々を健康に過ごしている私達も、いつ何時かかるか分からない病気だということを知って頂きたかったからです。
そして、認知症に限らず、介護に携わる方、介護を要する方の苦悩を、少しでも知って頂きたかった…
そんな思いから、この作品を書き始めました。
連載当初は、そう大して面白くもないテーマのお話に嵐メンバーのお名前を使うのはどうなのか…、と言う厳しいご意見も頂戴しました。
ですが、以前にも日記等にも書いたと思いますが、嵐のメンバーのお名前をお借りして書くからこそ、意味があるんではないか…
知って貰える世界もあるんではないか…
そう思って、批判されるのも重々承知の上で連載を続けて来ました。
ですが実際は、介護に携わった経験のある方、また介護職に従事されている方からの暖かいお言葉も沢山頂く事が出来ました。