• テキストサイズ

逢ふことの(裏)~声優さんと一緒~

第38章 徒花*


濡れた髪をタオルで無造作に拭きながらキッチンに入る。

「のど渇いたなぁ。」

風呂上がりでノドがカラカラ。

失礼だけど、冷蔵庫を開けた。

ドアポケットに入ったミネラルウォーターを見つけ、取り出し近くにあったガラスへ注ぐ。

シンクにお尻をついて、軽く寄り掛かる。

「広い部屋だな…」

「誰かと暮らしてたのかな?」

コクッと飲み込めば、胃まで冷たい水が流れるのを感じる。

視線の先にはセンスの良い照明。


「さて。もう少し寝ようか。」

グラスを片付け、寝室へと歩みを進めた。
/ 549ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp