• テキストサイズ

逢ふことの(裏)~声優さんと一緒~

第15章 落涙



「岡本さ」

「………」

言葉を遮り、歩みを進める。


「あの…っ」


背を向けたまま話し掛ける。


「キミさ…最後の最後にやってくれたね。」

チラリと視線を動かし大きなため息をつく。

「でも…まぁ…現状を把握出来て良かったのかも。」


知らないことが多すぎてき頭が付いて行けてないけど。


僕には…。

入野さんみたいな行動力は無い。

中村さんみたいな包容力も無い。


でも。

きっと。

きっと僕にしか出来ない事はあるはずだ。

うん。

時間が掛かっても絶対に手に入れてみせる。

「それに、自分の気持ちも再認識出来たし。」

意外とめげない自分に少し驚く。

「とりあえず、今はキミと話したく無いかな。」

これ以上、僕の心を乱さないでくれる?
/ 549ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp