第7章 ヤヒコ
「ヤヒコ!禅子ちゃんの腕なおしてあげて?」
「約束だろ?」
「ねぇハルイツキ‥」
ヤヒコの目は鋭くなった
「モノノケ庵の前の主をハルイツキが殺したって本当?」
「安倍さんはそんな事するような人じゃない‥」
「殺してなんかない」
安倍がそういうとヤヒコは微笑んだ
「そうだよね!ハルイツキはそんな事するわけないよね!ごめんね‥そんな噂をきいてさ‥どうなのかなって思ってさ‥」
「誰だそんな噂流したやつは‥」
ヤヒコは禅子の腕をなおしてあげた
「安倍さんヤヒコどうするんですか?隠世に?」
「嫌だよ〜せっかくハルイツキに会えたのに〜」
「ねぇヤヒコ‥私の所にこない?お手伝いしてくれるならいていいよ」