第3章 ミツチグラ
「お!加藤さんおはよう!」
「おはよう。あ!ノートありがとう!」
里奈はノートを返した
「加藤さんって彼氏とかいないの?」
「いないよ彼氏なんて‥」
「でもさ‥好きな人はいるんじゃない?」
里奈は安倍の顔を思い浮かべた
「いるの?」
「いないいない!」
里奈は慌てて否定した
「怪しい‥」
「なんで?」
「慌てて誤魔化したり否定するって事は‥いるな」
里奈はあせった
「安倍さんからも何か言ってくださいよ」
里奈は安倍に助けを求めた
「知るか」
「ひどっ!!」
「こいつに彼氏なんてできるわけねぇだろ」
安倍がそういうと男子は苦笑いしながら席に戻った
「彼氏なんてできるわけないって‥」
「追い払ってやったんだ感謝しろ」