第13章 世界会議
「で、天竜人は無くしましょう。奴隷制度も廃止。」
何人かの王が顔を青くしていた
「天竜人と奴隷制度に関しては私が責任を取るわ。
そうね、今から私が天竜人…消して来ましょうか」
「なっ…」
天竜人を消す…それは五老星も消すことを意味している
海軍は私を止めようとするだろう
「では、私が天竜人を消す間に…七武海制度の話し合いをしておいて。」
私はそれだけ言い残し、会議室から退室した
そしてそのまま天竜人のいる地へ向かうため、天竜門に来ていた
「ここはお通しできません」
そう言いながら銃を構える海軍たち
「…邪魔よ。ユメユメ…"睡"」
私は海軍を眠らせた
天竜門を開けるとそこに居たのはボロボロになったチャルロスと奴隷にされたバーソロミュー・くまに乗るロズワードだ
「な、何しに来たんだえ!?」
チャルロスが私にそう言った
「何しに?ああ、そうか。まだ聞いてないわよね。
天竜人を消すことにしたの」
私はにこやかに答えた
「な、何言ってるんだえ?!そんなこと出来るわけないえ?!」
「ざーんねん。出来ちゃうのよ。」
「誰か!誰かおらんのかえ?!」
チャルロスとロズワードは慌てる
「そんな事、言ってる場合じゃないと思うんだけど。」
私は一歩進んだ
一歩進む事に私の足元に黒い染みが広がる
「さあ、消えなさい」
ユメユメの能力ではない。
黒い染みに触れた者の命を消す…命の巫女としての能力だ
もちろん、消さない人を決めて消さないことも出来る
その黒い染みに触れたチャルロスは灰となる
それを見たロズワードはバーソロミュー・くまに命令して逃げようとしていた
「ユメユメ…"移"」
私はバーソロミュー・くまに触れる
「サボ、受け取りなさい」
私は下に隠れているサボの元にバーソロミュー・くまを飛ばした
「ジュエリー・ボニー…あなたは安全な所へ逃げなさい」
私がそう言うとどちらも動き始める
そう言えば、カナは来てないのね
さすがに世界会議中のマリージョアには来ないか
そう思いながら私は歩を進めた