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ONE PIECE〜巫女の秘密〜

第13章 世界会議





次の日

各国の王達が会議を始めるべく会場へ移動する

世界政府とは数ある国々の大半170ヵ国が加盟していて、その中から代表50ヵ国の王達が4年に一度集まり、大会議を行う

ちなみに、議長は持ち回り

今回の議長はバリウッド王国のハン・バーガー王だ

「では、今回もじっくり討議しよう。この美しき…世界について!!
各国の王達よ!!!」


私は遅れてそこに入室した

「遅れてごめんなさいね。続けてくれて構わないわよ」

会議室に用意されている椅子に座る

会議中は口を挟む事をあまりしない

何せ中立だと言っているのだから

それにしても、今回も面白くないわね

自分の国はどうだ、お前の国はどうだ

そんなの、どうでもいい

もう少し面白い議題を持って来れないのかしら

そんなことを思いながら静かに話を聞いていた

「我々は、七武海制度の撤廃をしたい」

「ん…?」

面白い議題…来たかな

「我々の国は七武海に国を滅ぼされかけた」

そう言い出したのはドレスローザの王であるリク・ドルド三世とアラバスタの王であるネフェルタリ・コブラだ

確かに、あの二国は七武海からの実害を受けてたわね

「だがしかし、七武海という制度があるおかげで守られている国があるのも事実」

「海軍の招集要請には来ることになっておるであろう」

数少ないが七武海に賛成の国もあるようだ

…七武海が全員悪いって訳じゃないからね

ハンコックなんか良い七武海の見本な気がするけど

「はーい」

私は手を挙げる

「どうなさいましたか」

ハン・バーガー王が私に聞く

「七武海制度を撤廃するなら、天竜人も無くそうと思うのだけど…どうかしら?」

会場全体がどよめく

「しかし、天竜人を無くすなど…」

「そんなことが可能なのか?!」

王達は困った顔をしていた

「私、長い会議は嫌いだから決めてもいいかしら。ハン・バーガー王?」

「…巫女様が…そうおっしゃるのであれば」

「そ、ありがとう。では、発表させてもらうわ。まず…七武海制度は撤廃しても構わないわ。それはあなた達で話し合って。」


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