第13章 私の愛する人
私の役目…それは真選組を潰すこと…
ではなく真選組を狙ってる奴らを潰すこと。
絶対手出しはさせない。
この命に変えてでも守り抜いてみせる。
それが私の生き方。
私が最後の見回りをする前の日の夜…
??「おい、真選組の雫だな?声を出せばこの喉切り裂くぞ。」
刀を喉に突きつけられる
『ちっ…分かってるわよ。用件は何?』
??「真選組と縁を切れ。そしてお前自身の手で真選組を潰せ。」
『はぁ!?何を言ってるのよ。誰がそんな事…』
私が言い終わる前に足に激痛が走った。
『いっ…!』
??「それは毒針を足に刺したんだ…お前はもって1週間ってことか…それまでに真選組を潰さなかったら俺たち自身の手で真選組を潰すお前の目の前でな。」
『ふざ…けるな。顔を見せろ…』
せめて…顔だけでも見てやる。
??「見せねぇよ。お前が先に死ぬか真選組が潰れるか。見ものだ。」
男はそれだけ言うと去っていった。
絶対守る…真選組1番隊隊士の名にかけて。
始末屋の名にかけて。