第20章 お互いの道
部屋の前〜
『めんどくさ…』
"この1週間絶対部屋に入るな"
『これでよし。』
ガチャ
『とうとう来ちゃったか…』
神「雫〜」
『張り紙見ろヨ。絶対入んなよ』
神「そんなこと言って…殺しちゃうゾ☆」
『そんなこと言っても無理なものは無理だ!!』
神「力づくでも入るヨ?」
『阿伏兎!!ヘルプミー!!!』
阿「はぁ…今は開けるなよ団長」
神「え?何で?」
『何でも』
神「えい」
━━━━━━━━━━━━ドゴォン
阿「…おいおい」
『……』
神『……あれ』
『ふざけんなヨ…ドアを壊すんじゃねぇぇぇ!!』
神「何…してんの」
『ちっ…そっから動くなよ…』
神「え?」
近づくなって…
━━━━━━━━━━━━パタパタっ
阿「お?」
近づくなって…
━━━━━━━━━━━━━━パタパタっ
神「何尻尾振ってんノ?」
『振りたくて降ってるわけじゃない…』
阿「あ、この時期か。」
『そうそう』
神「この時期って?」
阿「1年に2回の超がつくほど人なっつこくなる時だ」
『分かったか?近づかないでね』
━━━━━━━━━━━━パタパタっ
『ん?何で来てんのかな?』
神「え?」