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揺れる想い

第1章 学校一のイケメン


降矢君の教室に行った。
彼は、いなかった。
正直、諦めかけていたところ、近くの窓から降矢君が見えた。屋上にいるみたいだ。
私は、走って屋上に行った。
階段を上って、上って。
バンッ!
勢いよく屋上のドアを開けた。
彼は驚いた顔でこちらを見た。
「…何?」
「あ、えっと」
初めて話したから緊張している。
「まさか、アンタも告白?」
「え?」
「今日はもう2回もされてんの」
さすが…やっぱり人気あるんだ。
「こ、断ったんですか?」
「まぁね。…で?何しに来たの?」
どうしよう…。何でもないって言って帰ろうかな。
…やだ。言うって決めたんだから。
息を大きく吸ってみた。


「好きです!付き合ってください!」


「…」
彼は黙ってしまった。
もう…本当に当たって砕けろだー!

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