第5章 本当のこと
「俺、森下さんのこと本気で好きなんだよ」
…え。
「ずっと君が好きだった。だから告白してきてくれて嬉しかった。表に出せなくてあんなこといっちゃったけど」
何…?
「けど君はもう俺のことどうでもいいとか…洸ってヤツ奴きになるとか…。何なの?どっちなの?嘘なの?」
そのとき、降矢君が右手をおもいっきり壁に当てた。バンという音がした。
動けなかった。怖かった。
「好きなの?嫌いなの?早く、言ってよ」
顔が…どんどん近くなって
「わ、たし…は…」
どっち?
好き?
嫌い?
そのとき、