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揺れる想い

第3章 本気



それからは特に誰かがつっかかってくることは、なかった。
納得してない人もいるみたいだけれど私はそんなことよりも降矢君がああ言ってくれたことが嬉しくて。
「森下さん」
廊下で降矢君のと会った。
「今日さ俺、保健委員で放課後、保健当番なんだけど」
「?うん」
そっか、保健委員なんだ。
保健委員の仕事はそこまで知らないけれど、たしか一週間に一回当番がまわってきて放課後保健室で怪我人の手当てをするって聞いた。
先生はよく放課後出張するから当番制であるらしい。
・・・で?なんで言ってきたんだ?
「・・・だから、放課後保健室で課題やろうって話なんだけど、今日空いてる?」
「あ、うん」
そっか、そういうことか。
でもなんで、そんなに私といようとするんだろう。
も、もしかして・・・本当に私のこと・・・
・・・
なわけないか。
きっと、一人でいると女子がよってくるからでしょ。
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