【おそ松さん】六つ子におぼれてみる気、ない?【R18】
第5章 松野家作戦会議
【トド松】
ト「ただいま。」
あぁ、僕が不機嫌なのは声で丸わかりだろう。
十「・・・トッティ・・・?
え?柚葉ちゃん!?」
真っ先に襖から顔をのぞかせたのは十四松兄さんだった。
普段なら飛びつく勢いで来るのに。
って言うか兄弟だよ?そんなにビビんなくてもよくない?
十四松兄さんのほうからじゃ、柚葉ちゃんの顔は
ほとんど見えてないはずなのに。
さすがだね、十四松兄さん。
ト「話はあと。とりあえず寝かしてあげたいんだ。
手伝ってくれる?」
十「もももももちろん!にーさんたちみんないるから
呼んでくるよ!」
こういう時の十四松兄さんは察しがいい
僕が今、どんなことを思ってどんなことを求めてるのか
一言で汲み取ってくれる。
十「にーさん!柚葉ちゃんが!!」
その声を聞いた瞬間
居間のほうから4人分の立ち上がる音。
ほかの兄さん達も察しがいい。
弟が助けを求めたときの兄さん達は。
クズのくせに。頼りになる。
さすが六つ子、でしょ?