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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第17章 蝶の憂い華の決意


こんな優しく抱き寄せるくせに

「ごめん…な……」

出ない声を絞り出して

『クロ…?!無理…しな…』

「嫌いに…なんない、でく…れ」

私に詫てクロは泣くくせに

「姫凪…ごめ…ん…」

なんで、あんなに冷たくしたのよ

かすれた声が
熱い涙が

私の心を
また揺らす

ただのセフレなんて
嘘だって言って欲しくなる

そういう関係だけなんて
嫌だって縋りたくなっちゃうじゃない
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