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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第17章 蝶の憂い華の決意


"何にもしねぇ"
"動けねぇから"

クロがメモをトントンと叩いて
新しい面を出し
スラスラと文字を書き
少し口の端を上げる

文字から伝わるのは
いつものクロなのに

『早く元気に
なりなさいよ…ほら…薬…。
飲める?』

その文字を書く
見た事もないクロに
戸惑いが隠せない

クロ?苦しいの?
クロ?悲しいの?

ねぇ?なんで……

「姫凪………」 

『無理に話さなくて良いか、ら…!』

あの時突き放したの?
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