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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第16章 蝶を繫ぐ細い糸


『熱のせい!泣いてないよ?
ねぇ…チョット寝ていい?
また起きたら…
いっぱい…チュー……しよ』
 
頬を撫でてた手が
パタリ落ちて
涙顔が苦しそうに寝息を立てた

「バカ…姫凪のが…
辛そうじゃん…
おれのが…ごめん…だろ…」

涙を指で拭うと

『……鉄朗…ごめん』

小さいのに
ヤケにシッカリ響いた言葉。

姫凪は悪くない。
クロだって悪くない。

おれが手を離したら
二人はまた… 
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