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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第15章 華は蝶を欺き涙で地を濡らす
『ん…ごめんね…研磨…』
「平気。姫凪が…
戻って来てくれたら…平気…」
チラリと顔を上げた研磨が
俺を見てサッと目を逸らす
「勘ぐンな。
もう、欲しがらねぇよ。
それに…」
グッと腹に力を入れて
姫凪の肩を抱き寄せる
ほら、言えよ…
今度はお前が俺を…
…突き放せ
『…ッ!ヤダ!…離して…!』
そう、それでいい。
「…なァ?大丈夫なんだよ
じゃあな。
研磨
………ごめんなァ?」
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