白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第14章 華を揺らす蝶を排する潔い華
何度か押し合いが続いた後
『じゃあ……』
ふん、やっと諦めたか…
って!なんだ?!
イキナリ手が掴まれて
手の平から
十円玉が取り上げられる
「は?何してるんですか?!
返し………」
『はい、売ってあげる。
チョット温くなったから
十円で良いよ』
クスッと笑って
俺の手の平に
まだ全然冷たいジュースが置かれた
強引な手口だが
今まで無いわけじゃなかった
これきっかけで
この後…とか言ってくるんだろ?