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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第12章 新たな華は眩しく誘う


欲張っちゃダメ

薄情者に幸せなんか
似合わない

だから

「木兎の事、さ。
俺もなんとか抑えて見るから…」

『要らないよ
私の事は研磨が守ってくれるから』

もう優しくしないで

「…あ、そっか。
だよなァ…んじゃ…
彼氏との仲を
掻き乱すワルモノは
退散しますかねェ」

パタンと閉まるドア
遠ざかって行く足音

家がシンと静まり返って
さっきまで火照っていた身体も
シンシンと冷えていく
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