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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第12章 新たな華は眩しく誘う
じゃあ鉄朗は?
言いかけた言葉を飲み込んだのは
『クロのバカ。
行きなさいよ…』
私を手放した日と同じ顔をしてたから
通わない心は要らないと
突き放された日を
思い出したから
私が縋っても
きっと冷たく突き放されるから
「姫凪…ごめん…
来るんじゃなかった
忘れて………」
『そうだね
………忘れる』
夢だと思えば良い
そう思えば諦めもつく
一瞬で良いって思ったじゃない
諦めなさいよ
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