白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第11章 蝶を縛る鎖
『あ…も…う…止め…て』
姫凪の声が段々遠くなって
薄く薄く…なっていく…
あ、やっと聞ける
「姫凪…言って?
姫凪は誰…の…?」
言って?真っ白な心で
おれの欲しかった言葉
『研磨……の』
「うん、ありがと。
姫凪…大好き……!」
満たされて
膨れ上がった気持ちを
ナカにぶつけて達する
一緒にイキたかったけど
姫凪の意識は既に無かった
「リセット…完了…」
ベットに沈んで動かない身体を
抱き締めて
残る涙の跡にキスをした