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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第10章 華は散り蝶は翔び立つ


信じてたんだ
まだ大丈夫だと。

きっかけさえあれば
また笑い合えるんだと

でもダメだった

俺の入る隙なんか
髪の毛ほども
残されてなかった

さっき迄は確かに
俺が居た場所には既に
小さな華が咲いていた

蝶が跳び立ったのを
目の前で確認してしまった華は
この日を境いに

咲く意味を
咲く場所を

失った。
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