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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第10章 華は散り蝶は翔び立つ
「そう言ってられるのも
今の内だったりして、ね?」
アンナは俺の寝癖を
軽く弄り
【削除しました】と
文字の出た画面を見せてくる
「は?なにがだよ」
一応もう一度フォルダを
確認する
自分の写った写真はないな。
「私、分かるの
きっと黒尾くんから
逢いたいって言って来ると
思うんだよねー……」
俺の手から携帯を取り上げて
怪しげな笑いを繰り返す
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