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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第10章 華は散り蝶は翔び立つ
「黒尾くーん!こーっち!」
布地の少ない洋服から伸びた
白くて細い腕が俺に向かって
振られる
以前なら揺れる胸とか
谷間とかに
釘付けになってたけど
「アンナ
ケータイ。貸して?
俺が削除する」
今の俺には全く効果なし。
手を伸ばして携帯を
出すように催促すると
「そんな急かさないでよ?
せっかちな男は
モテないよ?黒尾くん?」
ベンチに腰掛け
座れと促すアンナ
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