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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第9章 堕ちゆく蝶
『鉄朗は来ないよ…
来ても…
話す事なんか…ない…
研磨…は…脇役なんかじゃない
…王子様だったよ』
閉まった扉に呟いた
ユックリと染みこむ
研磨の優しさは
弱った身体を癒やしてくれる気がした
痛みを消してくれる気がした
それが毒と知らないで
私はその蜜に縋る事になる
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