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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第9章 堕ちゆく蝶
身体を離した研磨の冷たい声に
ビクリと身体が震える
『研磨、何か知ってるの?』
「べつに…。
そろそろクロが来るだろうし
おれは行くね?」
『クロ…が…なんで…?』
「ただの勘。
王子はいつも良い所ばっかり
持っていくって
決まってるからね
脇役は…出て行く…それだけ…」
悲しい顔で微笑んだ
研磨がユックリ部屋から出て行った
そんな顔しないでよ
胸が痛くなるよ…
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