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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第9章 堕ちゆく蝶
私を包む腕は
クロとは違う
本当なら落ち着くはずのない腕
なのになんで?
涙は止まって
大人しく抱かれてしまってる
研磨の腕に抱かれる私を
鉄朗が見ていたと知るのは
まだ少し後。
「布団敷いてあげるから
その辺で座ってて」
各校のマネージャーに
与えられた大部屋に
研磨が布団を敷いてくれる
『ん…ありがと……』
「べつに」
淡々と応えて
「はい、どうぞ?」
布団に私を寝かせる
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