白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第8章 その華の毒に蝶は甘く酔う
予想以上に揺れてる
蓄積された不安
そんなに効いてるのかな?
可愛いな…
不安に揺れて壊れそうな
姫凪は
とても可愛い。
髪の毛に触れ
手を引き寄せると
『え?…研磨……??』
あっさりと姫凪が
おれの胸に倒れ込んでくる
震えさえ愛しくて
このまま食い付きたくなる程
強くなった甘い匂い。
「震えてるから。
一番後ろだから見えないし
良いじゃん…
…森然着くまで…
寝たら??起きてても
ロクな事考えないでしょ?」