白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第35章 咲き誇る華に蝶は優しく舞い降りる
姫凪?
いや、まさかな。
赤葦のあの口ぶりだと
数時間は放置だろうし
木兎か研磨が説教しに来たか?
どっちの説教も
御免こうむりたいし
寝たフリとかしちまう?
いやいや、不真面目だって
怒られるだろ
とかなんとか
脳内会議をする間も
バタバタと近付いて来る足音
その慌ただしさと
激しく開くドアに
思わずベットに身を隠してしまった
”違う!寝てない!”と
言うより早く
『クロッ!死なないで!』
聞こえて来た叫び声
死ぬ?俺が?
てゆっか姫凪早くね!?