白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第34章 ここで咲く意味を見出す笑み
孤爪からの連絡を待つ俺と木兎さんの
口からは
「…頼む…
取り越し苦労であってくれ…」
「そうですね…そうだと良いですね…」
虚しく希望だけが吐き出されてた
すぐ鳴った孤爪からのワンコール
転がる様に姫凪さんの家に急ぐ
こんな早いって事は…
「…ヤッパリ…かよ」
「木兎?赤葦?
なんでお前ら…」
事態は最悪
予想は尽く悪い方へ
当たってしまったようだ…
「黒尾くん
姫凪に何した!」
「木兎さん!」
「黙ってろ!赤葦!
姫凪…泣かす奴は…
俺が…!」