白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第33章 蝶の為に華は咲く(研磨)
それに、決めるのは
おれじゃない。
クロだけでもない。
姫凪とクロでしょ?
「姫凪は連れてく。
頭冷やしなよ
じゃあね、クロ。
せいぜいヤラカシタ事への後悔で
苦しむんだね」
グッタリした姫凪を
抱き上げて部屋を出て
おれの家に運ぶ
家の鍵は閉まってるから
ポケットの鍵で入って
部屋のベットにソッと寝かせ
[連れ出した
後は宜しく]
木兎サンと赤葦に送るLINEに
返事が来た事を確認して
姫凪の眠るベットの横へ
腰を下ろした