白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第33章 蝶の為に華は咲く(研磨)
「研磨?なんで?」
「おれが聞いてる」
ねぇ?なんで?
なんでクロがこんな事するの?
「見たまんま。
って、見んなよ」
その顔なに?
笑えてるつもりかよ?
泣きそうな顔して
なにしてるんだよ
「姫凪…?
ダイジョブ…じゃないよね…」
クロを睨む目を
姫凪に向けると
頬にまだ生々しく涙の跡が残ってる
「なんで?姫凪がなにしたの?」
木兎サンの電話一本で
なんでここまで…
「なにも?姫凪はなにもしてない
俺が暴走しただけ」