白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第33章 蝶の為に華は咲く(研磨)
リビングには居ない
入った形跡もない。
クロのお気に入りの場所が
乱れてない事を確認して
姫凪の部屋に足を伸ばす
シーンとしてる
”アノ声”も聞こえない…けど。
不穏な空気はさっきより
俄然濃くなった
開けるのが怖い
でも…きっとこの向こうで
姫凪は…
意を決して開いたドア
そこには
乱れた制服のまんまのクロと
「クロ…?
…なにしてる…の?」
眠ってる…姫凪
眠ってるって言うのはオカシイかな
起きてる意思を奪われた姫凪。