白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第33章 蝶の為に華は咲く(研磨)
可愛いな
本当なんでこんなに
おれの好みなんだろ。
「ちょっと話したくなった…
それに…甘えたくなった…だけ」
姫凪を膝に乗せて後ろから
ギュッと抱き締めると
首筋に赤い華
こんなに好みなのに
なんで他の人のなんだろ…
おれのだったのに…
苦労して手に入れたのに…
って。
これ、駄目なルート。
噛み付きたくなる牙を
抑え込んで
「姫凪、動物園の匂いする
あんな長時間居るから…」
クスクス笑って髪を揺らす