白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第32章 華は蝶を蝶は華を想い過ぎて…
「腰痛え…」
「ジジイかよ黒尾」
宮城から学校へ
戻った時にはもう暗かった
長旅に耐えた身体で
伸びをする俺の背中を
夜っ久んが殴る
「すいませんねェ
丈が、長いもんで
新幹線のシートが
狭いんですぅ!」
「なんだコラ…
それは俺に喧嘩売ってんのか?
…レシーブで勝負すっか?
このミス尾鉄朗が
烏との最後の方
ヘロヘロしやがって
チャント拾えってんだ」
相変わらずの夜っ久ん節。
あれは烏野の
バケモノスタミナ小僧のせいで…って!