白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第31章 華は枯れない
でも、もし。
自惚れて良いなら
姫凪の俺への想いも
負けない位、重いんだ。
「後悔は?」
『しないよ』
良いのか?
「泣いたりは?」
『分からない…でも…』
「ま、泣いても俺が止めるけどな!」
良いんだな?
『…うん!だから泣くの怖くない!
光太郎…部屋、連れて行って』
クッソ!俺が先に泣きそうだ
悔しいとか悲しいとかじゃねぇぞ
「任せろ!姫凪大好き!」
『うん、私も!』
今、この瞬間
俺はきっと世界で一番幸せだから。