白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第31章 華は枯れない
さすがに色々無理させたし
昨日から…身体休まってないだろうし
あ、そうだった。
もう1人、決着つけなきゃ
いけねぇ奴居た。
姫凪からユックリ離れ
リビングでソファーに寝転ぶ
【赤葦京治】
ディスプレイに映った名前を擦り
コール音に耳を傾ける
〈はい?〉
低く返ってきた声
「よぉ、何してる?」
〈特に何にも…〉
俺からの電話に戸惑ってる
感じじゃないのは
「話しあんだよ、家に来い赤葦」
〈はい、分かりました木兎さん〉
分かってたのかもな