白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第31章 華は枯れない
小さい身体で
ちっぽけな頭で
俺より格好よくなんなって。
『はい』
綺麗すぎる笑顔を浮かべる
姫凪を見て思う
好きなやつの前では
毎分格好よくありたかった
情けない所も見せたくなくて
しょぼくれた後の挽回は
必死だった気がする
でも、お前は
お前の前だったら
「姫凪ー…
好き…お前は落ち着く…
お前を落ち着かせる
存在になりたかったなー…」
格好よくだけなんて
思わない
かっこ悪くても良い気がする
気がするだけで
カッコつけたいけど!