白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第31章 華は枯れない
「…ん…うん?
…え!?泊まるって此処にか!?」
『エッチはしないよ!
ただゴハンとか、ゲームとか…
その普通の事とか…したい…な…って
嫌ならいい!帰るから!』
目を丸める俺から
離れて落ちてる服を
掻き集める姫凪
「ま、待て!嫌なわけねぇし!
お前こそ帰りたくねぇの?
その…黒尾くんに…
連絡したり…さ」
言ってから痛みで
シマッタ!と思う
俺の悪い癖だ
しょぼくれそうな俺の耳が
『……た、でしょ…』
「え?なに?」
ピクリと動いて
姫凪の声を拾おうと
再び近付く