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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第30章 蝶の心に咲く華
光太郎にも
失礼じゃない
不誠実過ぎる。
私…最低…
心が疲れてたとか言い訳にならない
軽率な行動に嫌悪感が溢れて
携帯を投げ捨て
布団に潜り込む
噛み締め過ぎた唇から
血の味がする頃
携帯が遠くで鳴ってるのに気付いた
身体を起こしてチラリと光に目をやると
ディスプレイには光太郎の番号。
『あ…出な…きゃ…』
フラリと立ち上がって
繋げた電話から
〈姫凪ー!
もう寝てたかー!?〉
明るい声が響く
『ん、平気』
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