• テキストサイズ

白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第30章 蝶の心に咲く華


それを確認した光太郎が
振り返り私を抱き締めた

『光太郎…?』

「姫凪…大丈夫か?」

『平気!赤くなってるみたいだけど
思ったより痛くないの!』

「違ぇよ…
傷付いた?
黒尾くんとか孤爪の事
言われてただろ?
泣きそうだっだろ?」

てっきり頬の事だと油断してた
私に放たれた
予想を上回る言葉に

『…平気…』

「嘘下手か…」

落ちた涙を光太郎が胸で押し付ける

「噛んでた?
唇切れてる…舐めて消毒しねぇと、な?
姫凪、顔上げろ」
/ 3826ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp