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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第30章 蝶の心に咲く華


「なんとか言いなさいよ!」

なんにも言えない…

「余裕なつもり!?
私が振られたから
見下してる!?」

パチンと頬に走る痛みにも
口を噤む

だって理解されるわけない
誰が見たって
私は男の周りを翔び廻って
蜜を漁る蝶だもん…

ギュゥッと噛み締めた唇が
口の中に鉄の味を運んで
もう一つの手が振り上げられた時

「なに?俺のオンナに何か用?
スゲー暴言聞こえたけど?」

キラキラと光る銀色の髪が
私と女の子の間で揺れた

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