白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第30章 蝶の心に咲く華
そんな事を考えながら
顔を思い浮かべつつ指を折り
自販機に向かうと
『うわ…ギャル?かな?
入り込み難い…』
派手な感じの女子が
異様な空気を放ってる
修羅場?!
なんか泣いてるし!!
余計に割り込めなくなっちゃって
仕方なく、そのまま体育館に向かってると
「姫凪…さん…!」
微かに風に乗って聞こえた声
え?名前呼ばれた?
しかもこの声…
声がしたらしき方に足を進めると
『え?なに?
赤葦くん!?
どうしたの!?』
蹲り膝を抱える赤葦くんが居た